スマホの電池を長持ちさせる方法にデタラメが多い件について

スマホの電池を長持ちさせる方法にデタラメが多い件について

例えばこんなやつ

http://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/battery_attention/

確かに完全な嘘は少なくなったけど、記事としてはでたらめに近いと思う

理由はこの類の記事を書いている人の大半が、回路設計をした人ではなくそういった人の話を聞いている文系ライターだからだろうね


間違っている点

1.充電しながら使うと寿命が減るというのはウソ

2.温度が上がると寿命が減るのが真相

3.温度の影響は、充電時にかぎらず、体温程度でも劣化

4.おそらく体温による劣化は20%-80%の充電方法より大きい


ほくとしては、以下の1点をいいたい

電池を長持ちさせるなら、ポケットに入れっぱなしにしない方がいい


では解説

充電しながら使ったって寿命には直接の影響はない

だって、素人の電気回路設計であるまいし、電池が直接デジタル基板につながっているとは考えにくい

基板は、基板のICで電源制御されているし、リチュウム電池は専用のICがそれぞれ付いている

直接繋がっていないので、電流が逆流するとか、充放電を繰り返すとかありえない

まずこの点 (この点については追記参照)


過放電と過充電より温度が問題でしょ?

大体の記事では、過放電と過充電の話が書いてある

間違いではないし、100%の充電保存、20%以上の放電をさせると確かによくない

でもそれ以上に温度に対する経年劣化が問題


これは随分前に、メーカのデータシートを見た気がするんだけど見つからない

代わりに、NTT系レポートがあったのでこちらを参考に

https://www.ntt-fsoken.co.jp/research/pdf/2005_ichi.pdf

データを見てもらったらわかるけど、過放電、過充電による寿命影響の例

1800回→800回に減少しているよう


なるほど、寿命には影響あるようだけど、そもそも800回も充電できるならいいんじゃない?

つまり、言われているように20%から80%の間で充電すると、普通より長持ちするということで、寿命が短くなるわけではないといえるわけ


これに対し温度では


この通り、25℃では1000回以上充電できるのに、55℃の温度では100回近くにダウンしているわけ

しかも、このデータでは対数的に短くなっている

37℃付近で半分位、特性が落ちている


要するに、充電の仕方より少しでも(←ここポイント)温度を下げたほうが長持ちすると言うこと


このレポートがどこまで信頼できるかわからないけど

100%以上、20%以下の充放電で800回位持っているけど

体温では、400位に落ちているみたい


でもこれは、実際、僕自身で実感しております

というのは、僕が使っているiPhone4(初代)は買った時からもう5年近く立っているけど、未だに新品の時の60%以上のバッテーリーの持ち


ゆうに2000回以上は充電しております!


じゃ、なんで電池が持っているか?

気をつけたことは、移動時以外はポケットから出す

充電時は扇風機で空冷する

この2点


上記実験データと照らしあわせても全然おかしくないと思うけどね


まとめ


全く最近のライターさん、ブロガーさんは情報の確からしさを確認せずに記事を書いている場合が多いし

読む人は、書き手が科学的分析に基づく検証がされていないのに信じる傾向が顕著

エセ医学とか、もうかんべんしてほしいわけです

エセ医学は置いておいて、一応自分がわかる分野での話を書いてみました


なお、ここに書いている記事の実験データの確からしさは、引用元を直接ご覧になって判断してくださいね(笑


追記:

充電しながら使うと寿命が減るという点について、温度が上がって劣化するということはあるので、そういった点を指摘している記事もあるけど、それは正しいと思います

温度が上がる部品(CPU等)とバッテリーが近接しているとそうなりますね

が、それなら充電時より日常で温度が上がらないようにすべき

理由は、バッテリーの寿命は対数的に温度の影響を受けるから

なので、できるだけポケットに入れるな、というところまで突っ込んで貰いたい

データを見れば、自ずと分かるはず、というのがこの投稿の趣旨でございます


« セクハラやじ問題、皆さん忘れていませんか…玉羊羮のゴム...不二ラテックスで作られ… »
2014/07/19